頭と尻尾はくれてやる!

iOSアプリなどの開発日記です


Swiftのextensionで += 演算子を実装する

整数などでは
age += 1
といった記述はできるのにCGPointではなぜか実装されていない。
そんな時はextension使って自作できるのがSwiftの楽しいところ。

CGPointだと + の演算子を実装するのに
extension CGPoint {

static func + (left: CGPoint, right: CGPoint) -> CGPoint {
return CGPoint(x: left.x + right.x,
y: left.y + right.y)
}
}
//使う時は
let p1 = CGPoint(x: 1, y: 2)
let p2 = CGPoint(x: 3, y: 4)
let p = p1 + p2
このように記述できる。

しかし += 演算子の場合には
p += p1
↑このように左側のCGPointを書き換える必要がある。
こういう場合はmutatingキーワードを使うんだよな!と思ったけど違った。
static func += (lhs: inout CGPoint, rhs: CGPoint) {
lhs.x = lhs.x + rhs.x
lhs.y = lhs.y + rhs.y
}
↑このように左側のにinoutキーワード追加、returnなしでいいみたい。

また一つextensionの記述方法を知ったわ。


macOS 10.15.4 Catalina
Xcode 11.5
Swift 5.2.4
スポンサーサイト






UIImageにもinit?(contentsOf: URL)が欲しいので自作する

最近は再利用しそうなコードはなるべくiOS/macOSでもどちらからでも動くように心がけている。
ファイルのパスから画像オブジェクトを作成するのにmacOSのNSImageには
init?(contentsOfFile: String)
init?(contentsOf: URL)
の二つがあるのに、iOSのUIImageにはなぜか
init?(contentsOfFile: String)
しかない。

SwiftだとファイルへのアクセスはStringよりもURLがいいな、と思ってるのでここはextensionで自作しておこうかと。

ところが
UIImage(contentsOfFile: )
を使って画像をロードするのにえらくはまってしまった。

ここでの引数はString型。
画像のファイルパスはURLで持ってたのでそれをStringに変換したい。
let path = url.absoluteString
↑これだと正しくロードできずimageはnilになる↓
let image = UIImage(contentsOfFile: path)!

↓このようにすると
let path = try! String(contentsOf: url)
以下のようなエラーが出てpathが取得できない。
"The file “xxx.png” couldn’t be opened because the text encoding of its contents can’t be determined."

Encodingがどうとかあるので
let path = try! String(contentsOf: url, encoding: .utf8)
などとしてもダメ、、、

ようやくたどり着いたのが
let path = url.path
あああ、そういうことかよ、、、

ということで作成したのがこちら。これはiOS専用。
#if os(iOS)
extension UIImage {
convenience init?(contentsOf url: URL) {
let filePath = url.toString
self.init(contentsOfFile: filePath)
}
}
#endif

なお、URLをStringに変換するためのtoStringも作っておいた。
extension URL {
var toString: String {
return self.path
}
}

おまけ。StringをURLに変換するのはこんなの↓
extension String {
var toURL: URL {
return URL(fileURLWithPath: self)
}
}
↑この変換方法もいくつかあってObjective-Cの頃にはまった記憶がある。


ともかく、これでiOS/macOSとも画像オブジェクト生成にcontentsOf: url でいけるようになった。

なお、画像生成するのにパスを指定してるのはDocumentsやCachesディレクトリ、またmacOSだとデスクトップなどへのアクセスで使うため。異なるケースだと変換方法も異なるのかも?



macOS 10.15.4 Catalina
Xcode 11.4.1
Swift 5.2.2



  TopPage  



Copyright ©頭と尻尾はくれてやる!. Powered by FC2 Blog. Template by eriraha.